鉄筋コンクリートブロック組積造(RM造)の選択

本当に地震に強く高性能な建物

 

いよいよ「鉄筋コンクリート組積造」の世界が始まります。
国土交通省告示「鉄筋コンクリートブロック組積造」RM造が平成15年4月28日付で公布されました。

5階建て実物大の耐震実験棟
5階建て実物大の耐震実験棟

RM造とは 英語で補強された(Reinforced)、組積造(Masonry)の頭文字をとっての略です。

旧建設省(現国土交通省)建築研究所を中心として日米共同の大地震耐震実験研究の成果として開発された建築工法です。

 

工場で生産される 高品質の型枠ブロックを使用して組み立てた 壁の内部をコンクリートで固めた構造で、鉄筋コンクリ ート造の一種です。

下記の資料が示すように木造建築と比べ全ての性能について圧倒的な高評価です

建築構造別性能評価比較書
建築構造別性能評価比較書

優れた建築工法で戸建住宅はもちろんアパート、店舗、事務所、公共施設等で建築実績があります。


耐震性


耐火性

実証された『耐震性』『耐火性』

一般の木造住宅では実施しない緻密な構造計算を実施し箱型の壁面耐震構造ですので地震に最も強い施工の建築物です。

隙間のない壁面構造

一般的な在来木造軸組構造

実証された『高耐震性・高耐火性・高耐熱性』地震研究の先進国アメリカとの共同研究において巨大地震に耐えうる工法として開発されました。

写真は1995年1月阪神大震災で大打撃を受けた神戸市東灘区で、近隣の延焼火災により焼け残ったRM建築物

火災の為に汚れ、窓は壊れていますが、基本構造には亀裂すら入っていません

構造的に鉄筋コンクリート造とほぼ同等の構造性能を持っているために、耐震性に優れています。

コンクリートは熱に強く燃えないのも大きな特徴です。


耐久性

経済的な『高耐久性』

木造住宅は、紫外線などの影響で外壁は5年ほどで劣化が始まります。雨の侵入を防ぐコーキングも5年の寿命で定期的な保守で高額な費用がかかり、更には多湿を好むシロアリの被害も多いのも家の価値を一挙に縮めてしまいます。RM造では、外壁は高密度のコンクリートですので劣化もなくコーキングは一切使用しません。
また躯体に木材は使用しませんのでシロアリ被害の可能性もありません

劣化した外壁サイディング
劣化した外壁サイディング

売却の場合もRM造と木造ではその査定は下記の耐用年数からも圧倒的な査定額の違いも生じるのも現実です。

RM造では、厳格な品質管理のもとでの高強度、高密度の型枠ユニットを使用するため、防水性が高く内部への浸水を防ぐ為コンクリートブロックの中性化速度が遅くなるため壁面の高度な「耐久性」を実現しました。

劣化しボロホロになった外壁コーキング
劣化しボロホロになった外壁コーキング

科学技術庁「ライフサイクルエネルギーに関する調査研究」資料によると住宅建築の寿命に関する調査(耐久性)の結果、下記の耐久年数が発表されています。

   ◯木  造:25~50年
   ◯RC造:30~60年
   ◯S   造:30~50年
   ◯RM造:100年~300年

高温多湿の日本、宮崎県で木造は弱い反面、RM造は耐久性においても最も適した構造物といえます。


防災性

『高防災性』のシェルターとしての家

気象庁や研究機関などの発表によると日本も近い将来「スーパー台風」と呼ばれる超巨大台風が頻繁に襲来する可能性が高いとの予測が発表されました。

従来の木造住宅は雨風に大変に弱くスーパー台風での風速20m/sで飛来物が外壁に当たれば容易に貫通します。

また風速40m/sともなれば家ごと飛ばされる程の被害も予想されます。

スーパー台風は風速70m/sですので想像を超える被害が木造建築物には考えられます。

下記の画像は平成27年にフィリピンに上陸したスーパー台風の被害状況です。

木造の建物は殆どが吹き飛ばされて無残な瓦礫の山となってしまってます。

BM造建築物は、分厚いコンクリート製の躯体ですので風雨にはビクともしません。

津波災害でも重厚な本体で床下の空間もなく浮力が発生しませんので流されることはありません、まさに防災性の高いシェルターとなります。


気密性


防音性


静粛性


快適性

類を見ない『高気密・高防音・高静粛・高快適性』


音の伝導率は物の密度と重さに比例します。RM造は分厚く高密度の壁で騒音を遮断し、静寂の中での快適さと部屋の内外、家の内外のプライバシーを確保できる空間を提供します。


保温性

高い『保温性』の本格エコ住宅

内壁が高密度のブロック壁になり、この壁が熱を蓄えます。その為に少しの暖房で暖かい室温をキープ。夏も僅かな冷房で、内壁が冷気を溜め込み涼しい室内を実現する真のエコ住宅となっております。


意匠性

自由な『意匠性・施工性』で建築場所を選びません。

 

 

ブロック自体が型枠となるため、鉄筋コンクリート造(RC造)のように型枠を組んだり取り外す必要がなく施行が簡単で、隣地との距離に余裕が無いような狭いところ でも資材の搬入、建設が可能です。

寸法の調節が小単位なので設計の自由度が高く、面積の調整、不整地への対応が容易であるため、設計条件に適応した、自由できめ細かい環境 空間の創造が可能となり平面計画および立体的な自由さも可能となりました。

また、傾斜地を利用した建築や高額な施工費であった地下室などもローコストで実現可能としました。